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▼おじさんさん:
今日の朝刊の該当欄は,私も読みました。
せっかくのメルセデスの由来話ですので,貼り付けておきますね。
以下,朝日新聞2005年10月23日(日曜日)付からの引用です。
100年前、オーストリアに車道楽の富豪がいた。「愛される車には女性の名がふさわしい」という信念の持ち主で、まとめて36台注文する見返りに、今後すべての車に愛娘(まなむすめ)の名をつけるよう製造元に迫った。メルセデスという11歳の少女である。そのまま商標登録された。
日本の先駆者は車名に頓着しなかった。国産ガソリン車の第1号は明治末、東京の自転車商吉田真太郎氏が作った。車名は特につけなかったが、ガタクリ、ガタクリ騒音を立てて走ることから「タクリー」と呼ばれた。
戦前の自動車界に詳しい佐々木烈氏(76)は「タクリーというあだ名には当時の国産車へのさげすみが感じられる」と話す。舶来信仰の時代でフォードなど輸入車に太刀打ちできない。10台ほど製造されただけで、タクリーは自動車史から消えた。
戦後、大衆車の時代が到来すると、メーカーは車名を競い始める。当初、トヨタではカローラ(花冠)など冠にちなむ名が多かった。ホンダ車では音楽に由来する名が特徴で、日産は小説「小公子」の主人公セドリックなど名作路線を歩む。
最近の車名選びはかなりの難事だ。語感がよく、商標登録されておらず、輸出先の国々の言語でも不快感を与えない。すべての条件を満たす言葉を探して、何カ月も費やす。
東京モーターショーの会場を歩いた。エッセ、ピボなど耳新しい名もあれば、1世紀前と同じ少女メルセデスの名もある。この中に100年先まで永らえる車名があるのか。きらびやかな会場の隅で、車社会の先行きに思いをめぐらせた。
以上です。
あと,個人的には,紙面5頁の「現役高校生の天声新語」コンクールも気になりました。
昨年度の出題テーマの第一パラグラフは,「登山で道がわからなくなった時の基本的な心得は,ひとまず出発点に戻ることだそうだ。状況にもよるけれど,このやり方だといい結果を生む可能性が高いのである。」だそうです。この後に続けてどのような文章を展開するのか・・ですね。
雑談掲示板にふさわしいネタでした。
失礼しました。>Nikeさん
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