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今回の作業で、重要と思われる順番に左から並べました。パッドを外すのは、13mmボルトを反対側16mmで押さえながらキャリパー固定ボルトを取外せば外れます。ここは、ぜんせん緩い締め付けです。
次にローター外しですが、19mmのボルト(堅いです)を上下2個緩めれば、ブレーキ・キャリアが外れてきます。ここで、左から2番目の、片メガネ・ストレート(何て言うのかわかりません)をいれて、ゴムハンマーでたたいて外します。20年前の117クーペ時代から持っていた工具です。
あとは、ローターに付いてる、5mmヘキサ穴を1個開けます。すごく緩いネジです。(締め付けは10Nm:写真右の高いトルクレンチ使用) 伊豆では、ローターが固着していて、これからがハンマー叩き大変でしたが、今回はするっと抜けました。多分、yasyasさんのローターは、Ownerの気持ちとは裏腹に、名残惜しく離れたがらなかったのでは? 下水処理場の活性汚泥なんかもそうらしいですが、天命を全う(エサの汚濁物を食べて爆気されて、沈殿)して沈み行くことで水は綺麗になります。中には、元気良すぎて、沈まない微生物もいるので、水処理の技術者は苦労するらしいです。 11万kmも走っていれば、名残惜しいこともないのでしょう、あっさりとしたものでした。あとは、外したキャリパーを、ブレーキホース付けたままで、ハンガー(写真:ズボン用)で吊っておきます。 と、ここまでは簡単でした。問題は、キャリパーの復旧です。
いくらキャリパーを取付けようとしても、幅がせまくて取りつきません。伊豆では、Shin-hさんの最後の作業は見てなくて、ATF廃油処理やってたもんで、肝心のところを見忘れました。どうも、リセットツールと言うのがあって、ピストンを押し出して、幅を広げなければ、キャリパーの復旧は出来ないようです。(この為に、オイルリザーバの液を少し抜く:写真のシャンプーボトルポンプ使用) 手持ちのいろいろな市販クランプで試してみましたが、どれもダメ! 結局、楽器修理用の昔作った自作クランプ(写真左:製作費120円)を使って、ピストン押し出しに成功。このピストン押し出し(工具探し)に時間がかかりました。写真の自作工具は蝶ナットを使ってますが、手では力不足です。ネジに油塗りながら、22mmスパナをかまして回します。
あとは、ネジ締めて、ブレーキ踏んで、パッドの緩みをきつくします。 初めに左側をやって、次に右をやりました。右側は、要領を得てましたので、20分かからなかったように思います。
一つ気になるのは、伊豆では18mmレンチを使ったように記憶してますが、今回ありませんでした、、、。
次回最終回、さて、「ろーとる Z」とは?
【June28_RotorTool.JPG : 41.4KB】
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