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ポルシェを買ったため、もう手放してしまいましたが、今思えばどんなクルマだったか、記憶に新しいうちに記しておきます。
購入検討中の方の参考になれば・・・。
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SL55 AMG。
出自は名門メルセデス-ベンツ家の宗家であり、気品と獰猛さと美しさが同居するその佇まいは、誰が見てもため息をつくであろう。
オープンカーにもなり、耐候性の高いクーペにもなり、優雅なツアラーでもあり、高速でコーナーを駆け抜けるアスリートでもあった。
ひとたびアクセルを踏み込めば、未体験の加速が怒濤の勢いで始まり、まるで流れる景色がそのまま星の流れとなり、このままワープして銀河の果てに辿り着いてしまうのではないか?という錯覚にすら陥った。
それでいて、一切の恐怖感は無い。
コーナーでもロールすらさせない。
SLに乗る限り、いかなる失敗も、無い。
全てに鉄壁の制御が入る。
ブザマな姿は、絶対に許さない。
それが貴族の中の貴族、SL55の矜持なのだ。
唯一、フツウでは制御しきれないハイパワーである事を思いださせるためか、急発進時のホイールスピンのみ、制御を意図的に遅らせている。これは自己顕示欲か?
駆ってみて、喩えるならば、最新鋭のジェット戦闘機。
最新のテクノロジーで武装され、全方位に隙がない。
コイツを一度でも所有すれば、世界が変わる。
そんなクルマでした。
(私の[みんカラブログ]より抜粋/一部訂正)
【pr(2).jpg : 150.1KB】
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