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カーセンサーエッジの創刊号の表紙を飾ったSL55。その説明に以下の記述が。
『1954年に発表されたガルウィングモデル「300SL」から始まるSLシリーズは、流麗なスタイリングと先進技術の融合で、世界のプレミアムスポーティーカー市場を常にリードしてきた。またメルセデスの歴史において、2シータースポーツカーというコンセプトを踏襲する「SLシリーズ」だけが、一貫してその呼称をキープしており、メルセデスの系譜を探るときに一種のベンチマークになっている。(以下略)』
しかし、違うページにこんなことも。
『でも、もしあなたが、初めてのメルセデスにSLをお選びになろうとしているのなら、それはお止めになった方が良いかもしれません。贅沢だから?実用的でないから?いえいえ、それもほんの少しはありますが、何よりSLというクルマは、商品としての装飾がいささか多く、メルセデスの真髄をそこから感じ取るのにあまり向いていないからです。そもそもSLとは、裕福なアメリカの顧客に向けた外貨稼ぎのための「企画モノ」であったことが知られていますが(実は初代300SL市販化の経緯もそうでした)、実際に所有してみると、そのあたりの底の浅さが徐々に見えてきます。スタイリングや性能点では充分すぎるほどの満足が得られるにしても、たとえば歴代Eクラスのセダンを所有して体験するような、深い思想性に根ざしたつき合いまでは、あまり期待できないのです。(以下略)』
結構面白い雑誌です。。
http://www.carsensor.net/edge/
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