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▼グランパスまめさん：
>Ｗ１２４からお邪魔します。
>Ｃ２８０スポーツライン（９４年）の購入時の注意点について教えてほしいのです。特に弱点と呼ばれる部分など有りましたら是非教えて下さい。それとセールスポイントなども一緒に教えて頂ければ助かります。宜しくお願いします。
まさに私のが94年式スポーツラインなのですが（笑）。
私のは壊れませんよ（マイナーなどうでもいい故障は除いて）。
エアマスも一度も交換したことはありませんし。。
ある意味，過剰品質が生きている車だと思います。
202も年式が新しくなるにつれてコストダウンしているようですので。
94年式といえども，壊れる定番は他の202と共通です。
エンジンハーネス劣化だけは，直6特有かな。。
ただ，外れの車を掴んだら相当ヤバイと思いますので，皆さん言われるように，多少値段は高くても保障のしっかりしたお店で購入なさるのがよろしいのではないのでしょうか。
直6の機械式ATの古き良き時代の車を是非ご堪能下さい（笑）。
私がそもそも202を購入したのは，202が気に入ったから購入したというわけでもなく，後席のちゃんと付いている車が必要になり，繋ぎで適当に購入した車だったのですが，手に入れてみると，本当にいい車です。
買った当初は，CクラスとかEクラスなんていう区別すら知らなかったですから。202なんて記号はもちろん知りませんでした。
ベンツなんておっさん車に誰が乗るかって思ってましたから（失礼。笑）。
下記サイトに，購入店のオーナーさんが書いた私の購入した車のインプレを紹介しておきます。
もともと,オーナーさんが個人用に（奥さん用に）購入した車を，私が奪いとったものです（笑）。
オーナーさんはちなみにW124のワゴンを新車並行物を購入して乗ってますね。
以下，引用。
対象車種データー
'９４年 Ｄ車 左Ｈ ＡＴ ４５，０００ｋｍ スポーツライン
直６/２８００ｃｃ 黒本革電動スポーツシート 電動ガラスサンルーフ
今回のリポートは新世代メルセデスの象徴ともなったＣクラスのアッパーグレードＣ２８０をお届けいたします。その中でも今回の対象車はＣ２８０最強バージョンであるスポーツラインとなっています。
先だってお伝えしたＣ２２０の試乗記の中に、新旧が交代し、新しいモデルは今までのベンツじゃなくなったという色々な風評が乱れ飛んだということを書いたと思います。確か、書きましたよね(^^;（見ろって・・・）で、ネクサスとしてはこのＣクラスに関しては「いいんでないかい」というコメントをしたと思います。たぶん、した(笑) 世の中色々な価値観があって、そこがまた面白いところでもあると思うのですが、多岐にわたるメーカーを扱うネクサスとして言わせてもらえば、一概に古けりゃいいってものではないと思うんですよね。進化すべきものはどんどん進化していってもらわないと困ると思っております。お金をかけてないということをまるで駄目だというのは如何なものか。そこには知恵が働いて省いているものも沢山あるわけで、なんか根拠が薄いような気がします。この車でたとえるとＷ２０１とＷ２０２どちらが今の生活風景に溶け込んでいるかっていえば、やっぱ後者なんですよね。
途上国とかで、砂漠の中とか熱帯雨林の中なんていう背景だったらＷ２０１の方が逞しく見えるかも(^^;・・・なんて思ったりもしますが、まぁそれはまた別の次元の話であり、やっぱ時代の流れにはついていってないですよね。プレミアムメーカーとしては、このベンツＣクラスとＢＭＷ３シリーズ、大衆車のＶＷゴルフ、アウディのＡ４、他諸々こういうカテゴリの車はどんどん進化していってもらわないと困ります。で、切磋琢磨して作った新型車が駄目なものだったらそれはきっちり市場が評価するわけで、駄目なもので売れないなんてことになったら各メーカーは根幹からぐらつくほど経営危機になるでしょうからそれだけ真剣に取り組んでいるはずなんですね。カローラみたいにどこがどういう風に変わったか、それがわからなくても売れるなんて甘っちょろい世界ではありませんので(笑) 同じレベルで語っちゃいけないと思いますね(^^; 事実、最近の国産は世界のメーカーに相当ぶっちぎられていると思います。もう同じ土俵にいないですね。「壊れないから良い」なんてメリットはあと１０年持たないでしょう。中国が間違いなく日本車並みの車を作ってくるのは目に見えていることですから。これからのキーワードとして「持ってて楽しい＆乗っていて楽しい」という要素を最低でも克服しないと世界から見捨てられるような気がします。走ればいいってもんじゃないってことですね。
日本国民全体の心情の中に「日本車は優秀だから世界で売れ続ける。だから国家安泰だ。」なんて幻想を持っている方が多かろうと思います（私もその一人でした）が、今の車を見ていると「相当やばいんじゃないの？」って感じを持たざるをえないですね。軽自動車とスモールカーは残るのだろうけど他はどうなるんだろうって。何をどうすればいいのか、ちゃんとしたビジョンを持っているのかって。・・・なんか暗くなってきましたね(^^; ということでこの話題はやめましょう(笑) 日出づる国、我が国は安泰だ。(ほんとそうなって欲しいですね) なんか赤提灯でやってるおやじ同士の国家論みたいに脱線してしまいました(^^; そろそろおあいそして試乗記といきましょうか(笑)
その前にＣ２８０の紹介をちょろっとします。ご存知の通り子ベンツといわれたＷ２０１通称１９０Ｅから９３年にフルモデルチェンジを果たしました。ラインナップ４気筒エンジンを積んだＣ２００・Ｃ２２０に、Ｗ１２４のアッパーグレードＥ２８０に詰まれていた直６ＤＯＨＣのエンジンを搭載したこのＣ２８０となっていました。９４年からこのアッパーグレードにスポーツラインを設定、販売を開始した経緯があります。
スポーツラインは何が違うの？という方のために。まず代表的な改造点として足回りですね。車高をぐんと落しスポーツサスを装着させました。それに専用デザインのアルミを組ませています。シートの方もセミバケット風のスポーツシートを装着、所謂、「飛ばしてもいいですよバージョン」にしたというわけです。その他内装の方にちょこちょこした変更点がありますが面倒臭いのでここでは省きます(笑) 今回の対象車はフルレザーの電動シートにサンルーフが装着されており、「一番たけぇ〜フルＯＰ状態」のスポーツラインで、ナビも付いているし、多分新車時７００万はしたんじゃないでしょうか。簡単に言うと当時一番高いＣクラスということになると思います。
では試乗記といきましょう。まず外観。車高がかなり落ちているせいでかなり戦闘的な雰囲気になってますね。ただ純正でついている１５インチＡＷが何となくダサい(笑) 乗り心地を優先して設定しているのでしょうが、ん〜という感じです。（結局１７インチＡＷを付けてみちゃいました(^^;）それ以外はモールなども同色に吹かれており、かなりすっきりとしたデザインにまとめられており、嫌味のないベンツとなっております。次に内装。シート周りはひと世代前の２．５−１６Ｖの内装をそのまま移植したという感じ。かなり硬派な印象を受けます。リヤシートにもバケットが入り４座ともバケットですので（ちなみに車検証の乗車定員は４人です）、えれぇ〜お金かかっています。
そんな雰囲気を確認後着座。インパネ周りにブラックウッドパネルがあしらわれており、ノーマルだとちょっとチープじゃんという内装の雰囲気をビシッと引き締めておりかなり好印象(^^。 スポーツラインという名に恥じない贅沢な作りに久々のベンツワールドを堪能する。（乗る前から堪能してどうするってば・・・(笑)）電動シートで位置を合わせたあと、セルを回す。４発エンジンだと若干の振動と音があるんですが、直６エンジンのＣ２８０は皆無に等しい静粛さです。アイドル状態ではＥクラスですな(^^;これは。これだけでも買う価値あるかもって思ってしまいます。コールドスタートのアイドルが下がった時点でいざ出発。すぅ〜と路面を舐めるような出だしはもうベンツ(笑) この固柔らかい独特の乗り味はなんともいえないですね。そうこう感動しながら街を流し始めると、コツコツッ・・・コッコッとした路面のギャップをかなり拾う足回りに気付きはじめる。これもしかして結構固いんですか・・・って。広い道路へ合流しそこそこのスピードで流し始めると、はっきりわかりました。これ相当固いサスはいってますって(^^;(笑) なるほどこれがスポーツラインって名称の由縁なのね〜って感じです。初めに固柔らかいイメージで乗り込むと相当面食らうかもしれませんね。この設定は。Ｓクラスとかで乗りなれている方とかには「こんなのベンツじゃない」って言い出す人がいるかもしれません(笑) それほどはっきりとしたスポーツセッティングをしていると思って下さい。Ｃ３６よりもちょっと柔らかいって感じでしょうか。そんなショックを受けながら３０分ほど街中を流したあと、高速へ。これ、非常に楽しみにしていました。私自身、足なんて慣れだ慣れ♪って思う性格なんで(笑)この頃には丁度良いなんて思い始めてましたから(笑)現金なもんですね(^^;
もう待ちきれなかったようにフルスロットルです。糸を引くように絹のようにＢＭＷのお株を取るように綺麗にエンジンが回っていきます。これだわ〜これ・・・１４０キロ近くになるとエキゾースト音も変わり、スポーツカー並の躍動感をドライバーに訴えかけてきます。もうここからはちょっとでもアクセルを動かすと、機敏に車が反応しだします。１６０・・・１７０。「ウォーン」一定のエンジン音がドンドン軽くなっていくのがわかります。本当にこの車って六個のピストンがヒコヒコして動いているのだろうかって思っちゃいます(笑) それほど綺麗に廻ってくれるんですね。冒頭に述べた固い足はこのスピード域で真価を発揮。こんな高速スピードでも全くグラつかず、まるでハイスピードを愉しむかのごとくドライバーの意思通りについてきてくれます。ここまででお分かりになられたと思いますが、もうこの車は飛ばす為に設定された車です。伊達に４座のバケットいれてないですね。高速走り終わった頃には欲しくなりましたもの(笑)面白いですよ、この車は。実際に一ヶ月ほど自分の足として乗りまわしていましたが、一週間程でその固い足にも慣れ、逆に心地よく思えるほどになりましたから普通の方でもそうなると思います。たぶん(^^; あと、づらを重視した１７インチ化ですが、心配していた乗り心地は全く犠牲になりませんでしたね。なぜか。強いて言えば轍があるとちょっとハンドルを持っていかれるかなという程度です。ま これはどの車でもそうなるので特筆すべき問題ではないですね。
試乗を終わって、ここしばらくの間ＢＭＷのＭスポーツにかぶれていた私は、もう１つ世界があるのを思い出したような気がします。というか感動しました(笑) スポーツしながらでも忘れない乗り味などの上品さはこのメーカーにしかできないだろうなと思います。動のＢＭＷ、静のベンツ。これからもどんどんこういった毛穴の開くような車を作っていってもらいたいですね。
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