ヘッドライトクリーニングオフより(2004年10月10日)
掲載日:2004/10/26
講師&解説:poohさん、写真撮影&解説:okさん
2004年10月10日、豊橋(愛知県)にてW202ヘッドライトクリーニングオフが行われました。
そのとき撮影して頂いた写真に解説を加えて頂きました。
ヘッドライトクリーニング作業前全体(全景?)です。
ヘッドライトクリーニング作業前左ライトです。
ヘッドライトクリーニング作業前、右のライトを点灯したところです。
さて、
必要な道具は8ミリのナット回し・大小プラスドライバ・小さいマイナスドライ
バといったところです。
1.ファンの前のカバーを外します。これは年式によっては付いていないモデル
もあります。カバー上側にクリップが2つ付いていますが、これは手で左に90
度回せば緩みます。この写真はファンの前のカバーを外したところ。
2.次に(高速で飛んでいってしまうことで有名な・笑)ウィンカーを取り外し
てください(写真はないです)。これは裏側が大きなクリップ状になっているの
でなるべく根本を持ってつまんで押し出してください。
掴むようになっているところを持つとポッキリと折れます。
3.ライト下のボディー色プラパーツを外します。これは前期・後期で少々違い
があります。双方共にラジエタ側は、ライトに沿ったゴムの一番下に隠れるよう
にあるネジを外します。そして前期はウィンカー側の下側のネジ2本を外し、後
期は一番下の1本を外します。そして、パーツ下に嵌め込んであるゴムパーツを
抜けば車両から外れます。
4.ライト本体の取り外しです。これも前期と後期で少々勝手が違います。上側
とラジエタ側は双方共に1本のネジですが、ウィンカ側が違っています。前期は
ライト本体横に2本のネジで止められており、後期は本体横は1本・3の作業で
外したプラパーツサイド側のネジの上の1本のネジでライトが固定されていま
す。この場合上側のネジを一番最後に外すと作業しやすいです。
また、この写真にあるように右ライトのラジエタ側ネジは、目隠し蓋で隠されてい
るので見つけにくいです。それとこのラジエタ側のネジは非常に回しにくいの
で、salyさんは100円ショップで買ってきたスパナを曲げてSSTを制作され
ているそうです。
5.ライトを慎重に抜き出し、コネクタを抜きます。そしてその時に光軸調整用
のバキュームホースも抜きますが、これは熱劣化で折れやすいのでホース側を持
たずに嵌め込み部をドライバなどでそっとコジる方が良いでしょう。
この写真は左ヘッドライトを外すところ。
この写真はウィンカー・ヘッドライトを外した状態です。
この写真はライトを取り外したフロントのガランドウ状態(なんか間が抜けてま
すね・笑)
6.ここで山場のレンズ外しです。これもまた前期と後期で違います。前期はツ
メで引っかけられています、これが多くの情報では折れやすいそうです。(pooh
さんは折ったことはないとのこと) このツメは2段階?になっているので全部
を慎重に一段ずつ外して2回りするとパカッと外れます。
後期は金属クリップで留められているので、これをドライバなどでコジれば簡単
に外れます。
前期後期共にレンズにパッキンが付いているので、破らないようにゆっくり慎重
に外してください。新品を調達してから作業した方が良いという情報もありま
す。(poohさんは何度も外してますが水漏れしたことはないそうです)
(済みません、山場の割には写真ありません)
7.レンズはガラス製なので水洗いしても、石鹸で洗ってもガラスクリーナで洗
浄しても何しても構わないでしょう(笑)。 間違っても内側に撥水コートして
はいけませんよ〜、確実に曇るようになります。
この写真を見てください。左右の違い!感動ものです(笑)。こんなに汚れてい
たのです。水拭きに使ったタオルが真っ黒です。
8.リフレクタ(反射板・この写真)はどんな洗剤もクリーナも使ってはいけま
せん。
やるなら水を固く絞った柔らかい布か、乾いた布で軽〜く撫でて汚れを拭き取っ
てください。お奨めは眼鏡拭きか不織布です。(なお、モデルのリフレクタはニ
セノン(笑)を使用のため?一部少しくすんでいました)
あとはよく乾かして逆の手順で組み立てて、取り付けるだけです。
ただ、モデルはここでリフレクタとレンズの間のプラスチック枠を(日に焼けて
変色していたので)カッコよくアルミ箔でお化粧です。
この写真はお化粧前の枠と材料のアルミ箔(マフラー補修用を使いました)です。
この写真の左は組み立て前(アルミを貼ったプラスチック枠がかっこいいー)と
右・組み立てたものです。
完成!
この写真は完成時のアップ(2番目のクリーニング前との違いを見てください!)
この写真はランプを点灯したところ(3番目の写真と段違い、明る〜〜い!)
注意:光軸は確実に狂います。再組み付け後は光軸テスタで計ってもらう
(ディーラもしくは予備検屋さんで)必要があります。それか車検前にこの作業
をやれば、車検整備の中に光軸調整が含まれるのでエクストラコストが掛からな
いです。(poohさんはいつも車検前に清掃しているそうです)
すごく綺麗に、明るくなります。是非皆さんもやってみてください。なお、事前
に曲げたスパナでSSTを制作しておくことを強くお勧めします(ねっsalyさ
ん)。
以上、poohさんとokさんの合作です。2004年10月19日画像と解説を頂きました。
ありがとうございました!